人間関係をうまくやっていくためにはたくさんの方法があります。
そのひとつに周囲の人間に対して気配りができるということが挙げられます。
気が利く人、気配りができる人というのは必ず相手の心の中をきちんと読み取っています。
そのために、『自分が相手の立場だったら』と常に考え、行動しています。
これがとても重要です。
かなり神経が図太い人でも社交的な場では人に何かしてもらいたいことを、『してほしい』とストレートにいうことはないと思います。
もしそんな人がいたら危険かもしれないので近づかない方がいいです笑。
なのでこういったストレートに伝えることができない社交的な場面で人は婉曲なかたちで、自分の要望を人に知らせようとすると努力するんです。
それをしっかり読み取る能力をつけましょう。
ストレートに気持ちを伝えられない人がやっていること

ストレートにお願いを伝えられない人がする一つの方法が、
- 人にしてもらいたいことを、その人に対してするというものです。
典型的な例は、皆でお酒を飲む場面。
- 人にお酒を注ごうとする人は、人にお酒を注いでもらいたいと思っている人です。
その証拠に、注ごうとしている人の盃やコップはほとんどの場合、空になっています。
逆にお酒を注ごうと思っている相手の盃やコップは、必ずしも空ではないし、まだいっぱいのままの場合があります。
つまり、
暗に相手があなたにも注いでくれることを、要望または期待している、自分の盃やコップが空になっているということを”あなたに気づいて欲しい”と願っている可能性が高いです。
気が利く人がやっている頭がいい話し方

この例のように社交的な会話の場合も同様です。
会話の中で相手がしてきた質問に対して、あなたはつらつらと応えるだけだと十分ではありません。
相手の関心事に対して情報を与えたと思って、満足するのはNGです。
- その『相手の関心事』という点に注目してみましょう。
その質問の中にある話題について、あなたのことに関して聞いたということは、自分に関しても聞いて欲しかったり、話したいという気持ちがあると考えていいです。
- 試しに相手があなたにしたような同じ質問の『お返し』をしてみてください。
すると、相手は話したいことが話せるので、気分が乗ってきます。
こんな簡単なことで、相手はあなたのことを話が上手な人、話をしていて楽しい人という印象あたえるきっかけになり会話も調子づいてきます。
レセプションやパーティーで特に初対面の人との会話においては、相手の話した内容の端々に引っかかっていくといいです。
これが慣れてくると話題は次々と出てきます。
続・気が利く人がやっている頭がいい話し方
中級〜上級者になってくると会話が途切れないようにするために相手がYESかNOで答えられる質問は避けるべきです。
例えば
- 『東京は初めてですか?』と聞いた場合、
YESかNOの返事しかできず話が続かなくなる危険性があります。
- 『東京にはどのくらい頻繁に来るのですか』と聞けば
それに対する応えは少しは長いものになってリズムがよくなります。
多少はくだらない話題だとしても、そこから連鎖反応的に面白い話や、共通する関心事などの会話が出てきます。
これが気が利く話し方のコツです。