【世界遺産】長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の登録内容は?

2018年7月。

日本で22件目(文化遺産としては18件目)の世界遺産に登録された

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』。

潜伏キリシタンが過ごした受難の時代と、悲哀が刻まれた遺産群の実像を調査しました!

世界遺産登録内容

  • 登録名 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
  • 登録年 2018年
  • 所在エリア 長崎県長崎市、佐世保市、平戸市、五島市、南島原市、小値賀町、新上
    五島町、熊本県天草市
  • 構成遺産
    原城跡、平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)、平戸の聖地と集落(中江ノ島)、天草の崎津集落、外海の出津集落、外海の大野集落、黒島の集落、野崎島の集落跡、頭ヶ島の集落、久賀島の集落、奈留島の江上集落(江上天主堂とこの周辺)、大浦天主堂
  • お問い合わせ先
    095(894)3171
    (長崎県文化観光国際部世界遺産課)

潜伏キリシタンとは?

潜伏キリシタンとは、キリスト教の信仰が禁止されていた17世紀〜19世紀の日本において、密かに信仰を続けてきた人々のことを言います。

禁教令のもと幕府による徹底したキリスト教の排斥が行われ、国内に一人の宣教師もいなくなるという厳しい状況でした。

そんななか、潜伏キリシタンは表向きには仏教徒や神社の氏子として生活しながらも、自身の信仰をまもり通して代々伝えてきました

2018年世界遺産に登録

 

 

 

2018年、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産として登録された、長崎と天草地方(熊本)。

長崎と天草地方は古代から大陸と日本の架け橋的な役割を果たしていたこともあり、キリスト教布教の最も大きな拠点となっていました。

そのため、国内のほかの地域に比べて信徒の間により強固な共同体が形成されていたものと思われました。

遺産群が訴えるものとは?

解禁後には建てられた教会堂をはじめとする貴重な遺産が、今も数多く存在しています。

そしてその遺産群が、静かに、しかし強く訴えているものがあります。

苦悩や葛藤を伴ったであろう、潜伏キリシタンの強い願いです。

弾圧に屈することなく信仰を守り、次世代へと繋ぐこと。それはかの時代に、人間らしく、自分らしく生を全うしようとした、崇高で尊い魂の伝承とも呼べるでしょう。

信仰を隠すことを余儀なくされながら、あるいは自ら選びとり、命の火を燃やし続けた潜伏キリシタンの生き様が、この地にはあります。