古川高晴選手は『東京オリンピック2020』のアーチェリー競技の日本代表の選手です。
これまでに(東京オリンピックを含めると)5大会連続のオリンピックの出場しています。また、2012年のロンドンオリンピックでは男子個人で銀メダルを獲得しています。
日本国内のアーチェリー競技において、もっとも経験と実力を持っており、高校時代からその才能はズバ抜けていました。
そこで今回は、古川高晴選手の出身高校大学時代・経歴がすごい!・現在の職業は?といった流れで詳しくご紹介していきます。
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古川高晴(アーチェリー)の出身高校大学時代がすごい!
古川高晴選手は1984年生まれ、青森県青森市出身の一般家庭で生まれています。
高校時代にとある理由でアーチェリーをはじめ、それ以降数々のすばらしい経歴を残しています。
ここでは古川高晴選手の高校・大学時代の流れで経歴をご紹介していきます。
古川高晴(アーチェリー)の高校時代
青森県立青森東高等学校
古川高晴選手の出身高校は青森県立青森東高等学校です。
青森東高校は1963年設立の男女共学の公立高校で、最近の有名人のOBには古坂大魔王などがいます。
古川高晴選手がアーチェリーをはじめたのは高校時代からでした。
アーチェリーを始めようとした理由は、意外なことに入りたかった弓道部がなかったからでした。
中学校のころ、公園でたまたま弓道の試合を見た。ピンと張りつめた空気、弓を引く動作、的に当たったときに応援がかける“よし!”という声。すべてが格好いい。高校は弓道部だと思ったが、それがなかった。で、選んだのがアーチェリーだった。
参考:tarzan
上記の理由で古川高晴選手はアーチェリー部に入部し、初めの頃はランニングや筋トレを重点的にこなしていきます。
その後シャドーシューティングと呼ばれる、フォームを習得する練習をするなど、基礎を徹底的にアーチェリーの基礎を身体に染み込ませました。
古川高晴選手は高校時代以下↓の成績を残しています。
高校時代のアーチェリーの経歴
- 2000年(高1):アーチェリーをはじめる
- 2001年(高2):インターハイ 出場
- 2002年(高2):選抜大会 7位
- 2002年(高3):世界ジュニア選手権 出場
- 2002年(高3):国体(少年の部) 優勝
2002年に開催された世界ジュニア選手権に出場した古川高晴選手でしたが、個人では60位以下、団体戦では補欠メンバーと、悔しい思いをしました。
その悔しさを原動力に練習量をそれまでより増やし、同年の国体の少年の部で見事に優勝しています。
古川高晴(アーチェリー)の大学時代
近畿大学
古川高晴選手の出身大学学部は大阪府にキャンパスがある近畿大学経営学部です。
僕は大学で4年間もアーチェリーをするのなら、一番強いところで勝負をしよう、と思い、近畿大学に進学しました。
参考元:THE ANSWER
近畿大学のアーチェリー部は強豪校として知られており、のOB・OGには、
シドニーオリンピック韓国代表金メダル獲得の金淸泰選手、ロンドンオリンピック女子団体銅メダル川中香緒理選手など、多くのオリンピックメダリストを輩出しています。
古川高晴選手は大学時代以下↓の成績を残しています。
大学時代のアーチェリーの主な経歴
- 2003年:近畿大学アーチェリー部 入部
- 2003年:全日本王座決定戦 出場
- 2004年:アテネオリンピック 個人2回戦敗退 団体8位
古川高晴選手は大学時代になると一年生の頃から出場メンバーに選ばれるなど、期待されています。
また大学2年生ではアーチェリーをはじめてわずか5年でアテネオリンピックの日本代表に選ばれるなど、才能を開花させていることがわかります。
また努力も素晴らしく、高校時代の練習量をさらに上回り、冬でも自分専用のストーブを練習場に持ち込むなどして遅くまで練習をしていました。
特に大学時代のアーチェリー部の山田監督にフォームについて指導をしてもらっており、練習のなかでも意識しています。
現在では、古川高晴選手は世界最高水準の美しいフォーム(射形)と呼ばれるようになりました。
そんな指導のおかげで、古川高晴選手は大学時代の4年間が自分が一番伸びた時期だったと語っています。
古川高晴(アーチェリー)の経歴がすごい!
アーチェリーをはじめてから高校・大学と沢山の練習を行い、結果を出してきた古川高晴選手。
ここからは古川高晴選手のWikiプロフィール・これまでの経歴をご紹介していきます。
古川高晴(アーチェリー)のWikiプロフィール
- 名前:古川高晴(ふるかわたかはる)
- 生年月日:1984年8月9日
- 青森県青森市出身
- 身長:175cm
- 体重:87kg
- 競技:アーチェリー
- 最終学歴:近畿大学経営学部
- 所属:近畿大学生物理工学部
古川高晴(アーチェリー)のこれまでの経歴
大学を卒業した古川高晴選手は現在までにオリンピック出場を5度の連続出場を決めています。
以下↓は古川高晴選手の大学卒業後の主な戦績です。
主な戦績
- 2008年:北京オリンピック 個人一回戦敗退
- 2012年:ロンドンオリンピック 個人銀メダル
- 2015年:世界選手権 銅メダル
- 2016年:リオオリンピック 個人ベスト8
- 2018年:アジア大会混合リカーブ 団体金メダル
やはりこれまでの戦績を見ると、2012年のロンドンオリンピック銀メダルの獲得が目立ちますね。
2008年の北京オリンピックでは、必要以上に気合が入りすぎて空回りしてしまい失敗してしまいました。
古川高晴選手はロンドンオリンピックではその経験を生かしてうまく調整できたのではないかと推測できます。
また、2018年に行われたアジア大会混合リカーブでは、現在世界最強と言われている韓国代表を退けて、団体金メダルを獲得するなど、これまでの経験と努力が結果に表れたといっていいでしょう。
古川高晴(アーチェリー)の現在の職業は?
古川高晴選手の現在の職業は大学職員です。
大学を卒業した古川高晴選手は母校である近畿大学生物理工学部に務めています。
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上記のように職員として働きながら、アーチェリー部に混じって練習をしています。
練習に打ち込むストイックな姿勢。
おそらく大学生相手にも素晴らしい指導をしていると思われ、今後の日本アーチェリー界も明るいですね!