西野壮平(にしのそうへい)さんは、2004年からプロ活動をしている兵庫県出身の写真家です。
地図のようにコラージュされた独特な雰囲気の作品を生み出す写真家で、結果主義、効率最優先の社会とは全く正反対の「プロセス」を重要視しています。
また、2022年2月6日には『情熱大陸』でも西野壮平さんの活動が放送され、業界でも注目の存在ですね。
そこで今回は写真家の西野壮平さんについて、Wiki経歴プロフィール・出身大学・写真家になったきっかけ・受賞歴といった流れで詳しくご紹介していきます。
すぐ読める目次
西野壮平(写真家)のWiki経歴プロフィール
ここでは西野壮平のWikiプロフィール・主な経歴といった流れでご紹介していきます。
西野壮平(写真家)Wikiプロフィール
- 名前:西野壮平(にしのそうへい)
- 生年月日:1982年
- 出身地:兵庫県
- 在住:静岡県
- 職業:写真家
西野壮平さんは、旅を通して得た個人的体験をもとに作品を制作している写真家です。
これまで世界30か国以上を旅して都市を歩き回り、フィルム撮影した膨大な写真を一枚一枚手作業で貼り合わせるという 気の遠くなるような手法でひとつの作品を作り上げています↓
この投稿をInstagramで見る
作業工程で使われる写真の枚数は、なんと一万枚を超えることもあると西野壮平さんは語っています↓
「分からない。1万枚を超えた頃から数えるのが嫌になるから」
参考元:情熱大陸
なお、コロナ禍で海外に行くことができなかった2021年には富士山に6度登頂(全4ルート)し、周辺も含め60か所の撮影ポイントで3カ月間をかけて制作しています↓
この投稿をInstagramで見る
上記↑の画像を見ても分かるとおり、高さだけでも大人2、3人分もあり、3ヶ月という撮影期間や貼り付けの制作日数から、かなり手間をかけていることがわかりますね。
西野壮平(写真家)の主な経歴
2004
- 大阪芸術大学卒業制作展
2005
- JPS企画展「ヤングアイ」
- キヤノン写真新世紀 2005巡回展
2007
- 都市との対話展(横浜)
2008
- 西野壮平展(東京)
2009
- キヤノン写真新世紀 2009 Part II 巡回展
- TAMA VIVANT 2009(多摩美術大学)
2010
- EMON SELECTION Vol.1 西野壮平展(東京)
- DAEGU PHOTO ビエンナーレ(韓国)
2011
- Wandering The Diorama Map 個展(ロンドン)
2012
- OUT OF FOCUS: PHOTOGRAPHY(ロンドン)
- フェスティバルImages Vevey (スイス)
- Photo Espana フォトエスパーニャ(マドリード)
- Sohei Nishino Solo Exhibition 個展(ノルウェー)
2013
- fotográfica bogotá 2013 フェスティバル(ボゴタ)
- A Different Kind of Order: The ICP トリエンナーレ(ニューヨーク)
- ART ARCH HIROSHIMA 2013(広島)
- Foam Magazine Talent Exhibition 2013(アムステルダム)
- Of Walking グループ展(シカゴ)
- Sohei Nishino “Diorama Maps” 個展(イスタンブール)
2014
- KYOTOGRAPHY フェスティバル(京都)
- Unseen Photo Fair CITIES(アムステルダム)
- NEW DIORAMAS 個展(ロンドン)
- Photography Nowグループ展(六本木)
2015
- Photo London CITIES 特別展示(ロンドン)
- 東京国際写真祭
- Sohei Nishino Exhibition CITIES(パリ)
- 西野壮平展 Action Drawing 個展(六本木)
2016
- Festival la Gacilly Photo (フランス)
- New Work: Sohei Nishino Exhibition 個展 (サンフランシスコ)
2017
- Prix Pictet 「Space」Finalist exhibition
西野壮平の写真家になったきっかけ
西野壮平さんが写真家になったきっかけは高校時代に四国のお遍路を経験したことです。
四国のお遍路とは弘法大師(空海)の 足跡をたどり、八十八ヶ所の霊場を巡拝することです。
小さい頃から写真は見るのも撮るのも好きだった西野壮平さんとって、心に突き刺さるものがあったようです。
なお、西野壮平さんは写真を当時の気持ちについて下記のように語っています↓
ただただ、歩くことが面白かったんです。デッサンで部屋にこもってるよりも、外に出て、自然の中を歩いていく、その歩くという行為がピンときたんです。そのとき持っていったカメラも、家にあった、母から借りたカメラでしたし。写真を撮ることが好きで始めたというよりも、歩くという行為が先にあった感覚です。撮影したのも、変わっていく風景、出会っていく物事、自分の足元とか、たわいのないものでした。
参考元:VICE
西野壮平(写真家)の出身大学
写真家である西野壮平さんの出身大学は、大阪芸術大学です。
大阪芸術大学
西野壮平さんは大阪芸術大学では写真学科を専攻しています。
2004年に行われた卒業制作では『Diorama Map』と題した作品が学長賞を受賞しています↓
常に増幅を繰り返し、生まれては消え、集積続ける都市。私はカメラを手にある特定の都市を歩き、鳥瞰、仰視、あるいは路上など様々な場所から撮ったすべての断片を、地図に即して一枚一枚キャンバスに繋ぎ合わせ、記憶を再構築することで、都市の放つ特異性や、都市が垣間見せる”現在”の姿をイメージ化している。
参考元:写真新世紀
この作品以降、独特の手法で約50の作品を制作してきました。
西野壮平(写真家)の受賞歴
2005年
- JPS企画展「ヤングアイ」
- 日本写真家協会 会長賞
- キヤノン写真新世紀 2005
- 南條史生氏選優秀賞
2013年
- 日本写真協会賞 新人賞
- Foam Talent Call 2013
2016年
- さがみはら写真新人奨励賞
2017年
- Prix Pictet「SPACE」Finalist
2021年
- 第24回岡本太郎芸術賞(TARO賞)